学校の危機管理能力はなぜ低いのか?
こんにちは。ダーツーです。
今日は学校の危機管理能力について書いてみたいと思います。
昨日6月8日は大阪の池田小学校であまりに悲しい事件が起きてからちょうど20年でした。
全国ニュースでも色々と取り上げられ、ネット記事でもあの事件からの学校の変化が取り上げられました。
ここから、学校における危機管理能力について書いてみます。
この池田小学校に限らず、毎年の猛暑など、学校における危機管理能力について疑問を持たざるを得ないニュースは毎年のように出てきます。
なぜ学校は危機管理能力が低いのでしょうか?
これを感じることがちょうど先週ありました。
私毎ですが、先週出勤して朝にコーヒーを飲むと味も匂いもしませんでした。
「まさか⁉」と思い、慌てて離席し、自動販売機でブラックの缶コーヒーを買いました。
やっぱり味も匂いもしません。
とうとうコロナもらっちゃったかーと思い、キャンパス内屋外から自部署に電話しました。
だーつー「すいません、実はさっきコーヒー飲んだら味も匂いもしなくて。。。どうしましょう?」
上長「ん?自販機の業者にクレームの電話をしたいということ?」
って、おーいwww
とりあえず、予想の斜め上すぎるリアクションに驚きつつ、
「自分がコロナもらたかもしれない、という話です!」と言ったら初めて
「あー!!!え?味がしないの!?」
というリアクションに。。。
ちなみに私の勤める部署では21年3月のマンボウから、4月の緊急事態宣言発出後も、一切リモートワークは導入されませんでした。
多分検討もされてません。
そんな上長です。
電話の後は、一瞬荷物だけ取りにデスクに戻り、そのまま帰宅してPCR検査を受けました。
検査結果はなぜか陰性だったのですが、その後数日は味覚障害が残りました。
個人的には、陰性結果が出た翌日に出勤した時、
「大変だったね」「陰性で良かったね」という声掛けはもらいましたが、
「次に同じような事が起きた時にどうするか?」という話は一切ありませんでした。
今回の例では、私は結果オーライで済む話ですが、
今後部署内で同じような人が発生した時への影響は甚大です。
具体的に言えば、
「味覚障害があっても、ダーツーのように陰性で職場を騒がせてしまうのはよくないから、しばらく様子を見よう」
という判断が出てきてしまうと考えられます。
これはごく自然な判断だと思います。
私は騒がせるだけ騒がせて(当日中に学長まで報告がいったそうです)、結果は陰性だったわけですから。
濃厚接触者でもない、飲み屋に行ったわけでもない、日本に入国したばかりの人と会ったわけでもない、
でも味がしない。
身近な前例からするととりあえずは様子見て大丈夫じゃない?
というかもし陰性だったら、自分のせいで職場に迷惑をかけたくない。
こう考えるのはごくごく自然だと思います。
それに対し、上長としては、
「今回は結果オーライで良かった。ただ今後、味覚障害に限らず、体調不良を感じたら無理して出勤しないでほしい」
と所属員全体に発信するのが上長の役目だと思います。
そういった発言があれば、みんな異変を感じたらすぐに言葉にすることができます。
そのような発言がないので、今後誰かが異変を感じてもすぐに言わないと思います。
少なくとも私はものすごく言いにくいです。
今回の経験で感じたのは、
恐らくは「マネジメント」というものを正しく認識していないんだろうな、ということです。
学生に対しては指導を意識しますが、同僚や部下への意識が低い。
それも極端に低い。
だから部署や職場全体の大きな目線での危機管理能力がないんだと思いました。
「自分が担当する」「生徒」の「管理」しか考えていないからです。
それ以外のことは自分事ではないので、何も感じません。
多分ですが、それが学校の危機管理能力の低さの大きな原因だと思います。
ではまた次回!